島根県松江市の老舗旅館の鯛めしランチ 皆美館
隠岐旅行へ行った後はフェリーで本土へ向かい、松江で観光です。ランチのお目当は鯛めしが有名な旅館皆美館です。
松江に着くのがランチ終了時間14時半に近かったので。フェリーから電話をかけて予約しました。境港に着いたフェリーから連絡バスに乗り換えて松江駅へ到着。タクシーで皆美館向かいます。松江駅からは歩いても行けますが、タクシーでも10分かかりません。
皆美館は宍道湖半の京店商店街にある老舗旅館。中にあるレストランは宿泊客以外でも行く事が出来ます。
[公式ホームページ]島根・松江宍道湖畔 文人ゆかりの宿 皆美館
皆美館のレストランの鯛めしは特に有名で、島根出身の友達のおすすめでした。
予約をしていたので、すぐに席に案内されました。きれいに整備された庭と宍道湖に続く大橋川が見える席。素晴らしい景色です。
遅めのランチだった為か、空席も結構ありました。
色々とセットメニューはありますが、やはり鯛めしがメインですね。鯛めし以外に付いてくる料理が違うので、二人だったのでバランスよく違うセットを注文しました。
ドリンクは地酒味比べセットにします。
■鯛めし御膳 禄 3,000円
鯛めし一式、前菜2品、造り、茶碗蒸し、カレイ煎餅揚げ、もずく、香の物です。
まずはお造りを頂きます。上等なお刺身。純米吟醸花かんざしがよくマッチします。
そして、カレイの煎餅揚げ。骨、頭までカリッと上がっていて味も完璧です。
■鯛めし(平日限定) 1,600円
鯛めし一式、前菜2品、焼き物、もずく、香の物です。
平日限定のメニューで、1600円とそこそこ手頃な値段で鯛めしが味わえます。
こちらのメニューは焼き物が付いてきますが、これが美味しかったです。白身魚の切り身ですが、締まった身に、ちょっと酸味のきいたソース。
メインはもちろん鯛めしです。鯛めしと言っても色々とタイプがあり、よく見かけるのは鯛をご飯と一緒に炊き込んだもの。愛媛県の宇和島だと鯛の刺身をたれに漬け込んだものとご飯。
皆美館の鯛めしはちょっと違って、鯛のそぼろに各種の具を合わせてお茶漬けにして食べるものです。
具は鯛を蒸してからほぐしたそぼろ上のもの、ゆで卵を卵の黄身と白身にわけて裏ごししたもの。薬味はネギ、大根おろし、わさび、海苔です。
これをご飯の上に少しづつよそって、特製の出汁をかけて食べます。
鯛の味はあまり主張していないのですが、他の具と出汁と合わさると絶妙なコンビネーションになり、鯛めし、って感じがします。この出汁が特に美味しいですね。お茶碗3杯分のご飯らしいですが、すぐに完食でした。
レストランの雰囲気、接客、料理と全てがほぼ完璧でした。
なお、皆美館の鯛めしはお取り寄せも出来ます。
[rakuten:shimanetsu:10000037:detail]
皆美館 (旅館 / 松江しんじ湖温泉駅、松江駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9
皆美館でのランチの前に行った隠岐旅行の記事はこちらから。
【隠岐旅行】隠岐諸島旅行2日目その2:西ノ島の絶景摩天崖でハイキングとローソク岩のサンセット
隠岐諸島の旅行の2日目の記事その2:西ノ島の絶景摩天崖でハイキングとサンセットです。
1日目は午後に飛行機で着いて、自転車を借りてサイクリング。
2日目は午前中は隠岐の島の西郷港でかっぱ遊覧船に乗って、フェリーで海士町へ移動。海士町では海中展望舟あまんぼうを満喫。
内航船で西ノ島に向かい、民宿にチェックインしたあとに摩天崖でハイキングに行きました。
西ノ島
西ノ島は隠岐諸島の島前の三島のうちのひとつ。国賀海岸の地形で有名です。
西ノ島では国賀めぐり定期観光船に乗りたいと思っていましたが、電話したところ、海が荒れていて、ルートを変更との事。
国賀海岸には行かないとの事なので、定期観光船はやめて、国賀海岸の一部の摩天崖でハイキングにしました。なお、国賀めぐり定期観光船ですが、小さな船なのでよく欠航したり、ルートを変更したりするそうです。
西ノ島内の移動ですが、自家用車かレンタカーをオススメします。
我々は予約が遅かったせいで島に10数台しかないレンタカーは全て借りられており、バスとタクシーでの移動になり、ちょっと不便でした。
海士町から西ノ島へ
海士町からは島前の三島を結ぶ内航船(小さめのフェリー)で向かいます。フェリーターミナルの端に内航船専用の乗り場があり、自動販売機でチケットを購入し乗船。所要時間はたった7分。
こちらが内航船の時刻表。1時間半に1本くらいでしょうか。
www.town.nishinoshima.shimane.jp
西郷港に着き、フェリーに合わせて運行している町営バスで島の中ほどの船越にある宿に向かいました。バスは 1時間に1本ほどで行けるところはあまり多くないです。
www.town.nishinoshima.shimane.jp
民宿だるまや
西ノ島で泊まったのはairbnbで見つけた民宿だるまや。大きな和室で、バルコニーにはハンモック。窓からは山をバックに港が見えます。
バス停からはすぐ近くですが、町からはちょっと遠いです。
素泊まりだったので、食事が少し大変でした。だるまやのご主人は近くで居酒屋を経営しており、普通のご飯だったらあるらしいですが、島らしい海鮮の食事だと町に出る必要があります。
隣の部屋にはフランス人が長期滞在していました。airbnbだけあって外国人のお客さんも多いようですね。
だるまやではすぐ横で商店もやっていて便利です。これからのハイキングコースは最後まで飲み物を売っていないそうなので、飲み物を多めに買って出発です。
イカ寄せの浜と由良比女神社
民宿からタクシーを呼んで、途中、由良比女神社に寄って、摩天崖にハイキングに行くことにしました。
由良比女神社へはバスでも行けるようですが、摩天崖へはバスがありません。タクシーで2000円以上とちょっと高いです。
宿から由良比女神社までは10分ほど。タクシーに待っていてもらい観光します。
<イカ寄せ伝説> 神社の目の前に広がる小さな浜はイカ寄せの浜と呼ばれ、例年11月末頃からイカが打ち寄せられるようになる。これは、その昔、由良比女命が芋桶に乗って海を渡っているときに、海に浸した由良比女命の手をイカが引っ張った(噛みついたとも・・)のでそのお詫びのしるしに、毎年由良の浜にイカの群が押し寄せるようになったと伝えられています。 鳥居の前には、イカが押し寄せてくるのを見張る『番小屋』がある。
神社の前にはイカ寄せの浜があります。
www.town.nishinoshima.shimane.jp
タクシーの運転手の話によると昔はイカが良く押し寄せたが、最近は中国の漁船にイカが沖合で採られてしまうので、イカが来なくなったとの事。
神社のちかくにはイカのオブジェが。
タクシーもイカマークです。
摩天崖でハイキング
再びタクシーに乗り摩天崖に向かいます。急な山道を登って15分ほどです。途中の道は牧場の中だそうで、牛が放牧されています。
摩天崖ロータリーに到着。ここにはトイレがあります。
ウォーキングコースとして海抜257mのここ摩天崖の駐車場からから国賀浜まで下っていきます。1時間程、ほぼ下の道のりです。
国賀浜で日の入りが見える様にゆっくり下って行きます。
ゲートを越えて中に入るとすぐに馬と牛がいます。穏やかなので、結構近づけます。
景色はまさに絶景です。
緑の草原に海に続く急な崖。
第二次世界大戦の時は見晴らしが非常に良いので日本軍の監視所になっていたそうです。
強い風の中、草原を下って行きます。他に人はいません。
途中の展望台で少し休憩。あと太陽が少しづつ沈んでいって、影も長くなってきました。
下って行くと国賀海岸の奇形の岩の絶景が見えてきました。
岩に穴が空いている、通天橋が見えてきました。
途中長い休憩を挟んで1時間強で下まで降りてきました。休憩所で少し休んで、日の入りを待ちます。
岩場には国賀神社。
日の入りが近くなると、国賀ロータリーから観光客が大勢来ました。
お目当は観音岩(ローソク岩)の位置に沈んでいく太陽。駐車場から降りていく道の中程からだとちょうど良いアングルになるようです。
太陽も海に沈んでいきました。
他の観光客は車で来ていましたが、我々はタクシーで帰らなければなりません。少し歩いたところにバス停があるらしいですが、この時間はバスも終わっています。
タクシー会社に電話しようとしましたが、電波が悪くなかなかつながりません。周りが暗くなっていくなか、大丈夫かなと思いつつ、移動しながら何度もトライし、駐車場まで上がってきて、なんとか繋がりました。
タクシーは15分ほどで到着。ここから宿へ行く途中浦郷港のレストランへ向かいます。
摩天崖へ向かった時と違って国賀からの道はわりと普通。浦郷港にもすぐ着きました。料金も1500円ほど。
軽食あすかで夕食
数少ないレストランで夕食です。食事が出来るところはフェリーが着く、別府港と島の中程の浦郷港に集中している様です。といっても数は少ないです。
島のレストランは閉まるのが早いので、サンセットを見てからだとぎりぎりですね。
漁村で散歩
レストランからもう一度タクシーを呼んで民宿に戻りました。商店だるまやで地元のお酒とおつまみを買って、部屋でゆっくり。
次の日は本土へのフェリーの前に時間があったので、宿の近くを散歩しました。
のどかな漁村の風景。
ちょっとした展望台からの町の風景。
西ノ島別府港からは10:20のフェリーで本土に戻りました。朝食、昼食を食べる場所は無いので、だるまやの売店でおにぎりを買います。
フェリーに合わせて来るバスで別府港へ。レストラン ドンキーで昼食にあご天(とびトビウオのさつま揚げ)も買ってフェリーへ向かいました。
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【隠岐旅行】隠岐諸島旅行2日目その1:隠岐の島で八尾川かっぱ遊覧船〜中ノ島で海中展望船あまんぼう
隠岐諸島の旅行の2日目です。
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1日目は午後に飛行機で着いて、自転車を借りてサイクリングをしました。
2日目は午前中は隠岐の島の西郷港でかっぱ遊覧船に乗って、フェリーで海士町へ移動。海士町では海中展望舟あまんぼうを満喫しました。そのあとは内航船で西ノ島へ向かいました。
隠岐の島西郷港で八尾川かっぱ遊覧船
隠岐プラザホテルの朝食から1日が始まりました。隠岐料理のもずく粥は朝食にちょうど良い優しさでした。
今日の観光は10時から前日に予約してあった八尾川かっぱ遊覧船でスタート。西郷港を一周して、かっぱ伝説のある街中を流れる八尾川の遊覧船。
隠岐観光協会で集合です。昨日自転車を借りたのと同じ場所です。
八尾川かっぱ遊覧船のご案内 |隠岐の島町-ほっとひと息、安らぎの島
ガイドに引率されて町中を歩いて八尾川の出発地点へ。隠岐プラザホテルの対岸です。
観光客で満席の舟は港を廻ってから橋の下をくぐって西の方から八尾川へ入っていきます。
西郷港は昔、北前船で栄えた貿易港。今でも県内2位の漁港とのことです。
途中、隠岐の民謡しげさ節を流してくれました。
♪ しゅげさ しゅげさと (恋)が(を)する しゅげさ
しゅげさの 御開帳(御参詣)山里(坂)
こえても参りたや(参りたい)
http://www.page.sannet.ne.jp/nobumi-saito/minyou/sigesa.html
八尾川には小さな神社、かっぱが住んでいたと言われる場所など色々とあります。
隠岐の島はどこへいっても舟が多いです。解説付で隠岐の島の色々な話が聞けて、楽しい船旅でした。おすすめのアクティビティーです。
1時間弱ほどで遊覧船は終わりました。
遊覧船のあとは西郷港の町を散歩しました。西郷港はウォーキングツアーや、町の名所のマップなどがあるのですが、残念ながら人が少なくかなり寂しいです。
愛の橋からの風景。
街中で出会ったサイン。かっぱが可愛いですね。
隠岐の島から中ノ島へは隠岐汽船のフェリーで向かいます。隠岐諸島の移動は舟のみで、フェリー、高速船、内航船があるのですが、本数が少ないので、時刻表を見ながらプランを立てる必要があります。
かっぱ遊覧船の次に乗れるフェリーは西郷12:05発、菱浦(中ノ島)13:15着のフェリー。
体験したかった中ノ島の海中展望船あまんぼうの次の便が13:20で、乗り継ぎ時間は5分。中ノ島の観光協会に予約の電話をかけたところ、同じところからなので5分あれば十分とのこと。
土産物を買って、12時少し前にフェリーターミナルで切符を買って乗りました。一番安い2等にしましたが、観光客と地元の客で結構混んでいました。
昔ながらのフェリーのフロアに雑魚寝スタイルです。2等でもデッキに出ることが出来て、快適でした。
フェリーの前に昼食を食べる時間が無かったので、隠岐観光協会の近くの土産物屋さんのマーケットで買ったさざえご飯ときれいなお寿司を食べました。
サザエご飯、ハズレなしの美味しさです。
中ノ島(海士町)で海中展望船あまんぼう
中ノ島に着いたら、観光協会の人が待っていてくれました。そのまま観光協会で料金を払って、あまんぼうへ。乗客は我々と一人旅の男性一人の3人だけでした。
あまんぼうは1日5便ありますが、夏のピークシーズンでも空いていることもあるんですね。
海中展望船あまんぼう | 隠岐広域観光情報提供サイト E-OKI.NET
15分ほど舟のデッキに乗って、港から航行します。フレンドリーなガイドがずっと景色の説明をしてくれました。
天気もよく島の風景がきれいでした。海は静かであまり揺れません。
目的のスポットに着いたらあまんぼうの中に入ります。
今までに乗った海中展望船は窓が汚れていたり傷ついたりしていることが多く、正直、あまり期待していなかったのですが、あまんぼうはケアがされていて、窓がきれいで問題なしでした。
写真、動画にもきれいに写っていますが、海の中が完璧に見えました。
南の海のサンゴ礁と熱帯魚とはまた違った幻想的な風景。色々な魚が近距離で綺麗に見えます。昨日食べた黒ムツも沢山いました。
船から餌付けをしているので、船の音に気がついて魚がたくさん寄ってきます。
海の中にいたのは10-15分ほどでしょうか。もっと長くいたかったな、と思いました。
冬だと海藻が茂っていてまた別の風景になるそうです。これだけを見るためだけに来る価値があるかも、と思わせる体験でした。
[rakuten:f325252-ama:10000015:detail]
あまんぼうの旅が終わってフェリーターミナルへ戻りました。
海士町のフェリーターミナルは隠岐の島と違って、かなり新しく最近の観光地って印象。
土産物屋さんもおしゃれなものが多いです。観光頑張ってます、って感じ。
次の目的地、西ノ島への内航船(島前の三島を行き来している船)までは時間があったので、近くを散策。近くのビーチまで歩いていって、少しゆっくりしました。
ビーチで少し地元の人と話しましたが、海士町は本土からの移住者が多く色々と地元活性化の取り組みをしているらしいです。
海士町も魅力的な島でしたが、今晩は西ノ島で宿を取っていたので内航船で向かいました。
海士人――隠岐の島・海士町 人々に出会う旅 (COMMUNITY TRAVEL GUIDE)
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