武蔵小山の隠れ家フレンチビストロ エメ(Eme)
広く落ち着いた店内でお手頃価格の優しい味のフランス、バスク料理を頂きました。
エメ
エメは日本一長いアーケードで有名なパルム商店街から脇にそれて少し歩いたところにあります。なんと、お洒落な観葉植物店の中の奥がお店です。
外に案内は出ていますが、一見、レストランとはわかりにくく通り過ぎてしまうかも知れません。
金曜日の夜にふらっと入りましたが、店内は半分ほど埋まっていました。
店内は天井が高く、席間も広めに取ってあります。シックな雰囲気で広く感じる空間。今回は2時間滞在しましたが、ゆっくりと時間が過ごせました。
まずはドリンクを頂きます。
ワインでもと思いましたが、バスクのシードルがリストにあったので頂きました。
フレッシュな香りが爽やかで暑い夏の一杯目にぴったりです。
本日のおすすめは黒板に書いてありました。和の食材を使った創作料理が多いです。
こちらがメインのメニュー。2人だったのですが、前菜を3-4品にメインがちょうど良い量とのことでした。
一品毎にちょっと高めですが、前菜の一部とメインは1人前を2人分に別の皿に取り分けてくれました。
天然海老のビスクのクレームブリュレ
最初に出てきたのは海老のビスクのクレームブリュレ。ラスクがついてきて、クレームブリュレをつけて食べます。海老の濃厚な味のクリームですが、かなりわかりやすい海老の味でした。
フレンチタパス盛り合わせ
ビーツ、かぶ、ブロッコリー、桃のサラダの盛り合わせです。どれも普通な味ですが、安定していて爽やかな感じで美味しいです。
鮎のパテと炙り すいかの香り
本日のスペシャルです。鮎のパテと炙りがすいかと和えてあります。苦い鮎の肝のパテ、爽やかな鮎の炙りが瑞々しいスイカにぴったり。今までと違って、本格的なフレンチ、って感じのプレゼンテーションと味でした。
2人分に取り分けられて出てきたのは嬉しいです。
スープ ガルビュール
フランスバスク地方の郷土料理のスープです。白いんげん豆たっぷりにキャベツ、ニンジンなどの野菜、そして生ハム。生ハムの塩っぱさが良いアクセントになっています。
こちらも2人分になっていました。
次のドリンクはバスクのロゼにしました。
羊のラビオリ
一見、ネパールのモモかな?って思うようなビジュアルです。ラビオリ、というか餃子みたいな感じ。かかっているソースもトマトベースにクミンでモモのソースに似ていました。
東京軍鶏と海老のバロティーヌ
メインは軍鶏と海老のバロティーヌ。整形した軍鶏肉に海老のミンチを詰めて、香ばしく焼いた料理。焼き具合、焦げ具合が完璧。ちょっと和風な味な感じもしたでしょうか。こちらも2人分で取り分けてくれました。
プチプリンアラモード
連れのデザートはプチプリンアラモード。
食後酒はグラッパにします。
料理はゆっくり出てくるので合計2時間くらいかかりました。その間に客の出入りはあまりなく、常連さんっぽい1人のお客さんが来ていました。
ドリンクは2人で合計4杯、 前菜4品、温菜1品、メイン1品、デザートで1人8000円程。
この料理のクオリティと完璧なサービス、お洒落な空間でこの値段はお得だと思います。何度でもふらっと来てみたい店だと思いました。
エメ (ビストロ / 武蔵小山駅、西小山駅、不動前駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9
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