香川県高松の夜の名物カレーうどんの2大巨頭のひとつ うどん屋 五右衛門
こんにちは、ほるひーとです。
瀬戸内国際芸術祭の香川旅行の2日目は高松で宿泊。
香川といえば、讃岐うどんですが、なんと高松の夜に飲んだ後の〆の定番は讃岐うどんのカレーうどんだそうです。
高松の繁華街には夜8時オープンのカレーうどんの名店が2軒あります。
地元ではカレーうどんの2大巨頭と呼ばれているとか、いないとか。
五右衛門は「和風カレーうどん」と欧風の真っ黒なビジュアルの「黒カレーうどん」で有名で、何度もTV等のメディアで紹介されている店です。
- うどん屋 五右衛門の場所
- メニュー
- カウンターの中では職人さんが打つうどん
- 讃岐うどん定番のセルフサービスのおでん
- 和風出汁のチーズカレーうどん
- デミグラスベースの黒カレーうどん
- 最後に残ったカレーにライスを
鶴丸、五右衛門と共にカレーうどん専門店というわけではなく、ふつうの讃岐うどんもあるのですが、ほとんどのお客さんがカレーうどんを注文するそうです。
鶴丸は連夜行列の人気店で、手打ちうどん自体が美味しい店です。
五右衛門は、「黒カレーうどん」が特に有名な店。TV番組、マツコの知らない世界でも取り上げられたことがあったそうです。
うどん屋 五右衛門の場所
うどん屋 五右衛門は高松の繁華街の中心に近いところにあります。駅だと琴電の片原町と瓦町の中間くらいです。
今回の香川旅行も繁華街近くのビジネスホテル、エクストールイン高松に泊まりました。オープンして間もないきれいで居心地の良いホテルで、今回行った五右衛門には歩いて5分程度です。先日行った鶴丸はまさに目の前です。
値段も手頃で高松旅行におすすめのホテルです。
うどん屋 五右衛門は繁華街のアーケードから少しだけ外れた通りの中程にあります。
店舗は新しい感じの外観です。
行った時間は平日の夜9時くらいでしたが、特に待っている人はおらず、すぐに入れました。飲んだ後の〆の店、なので、ちょっと早いのかもと思いましたが、休日の遅い時は行列が出来ることもあるそうです。
店内に入ると結構広い店内(30席)は半分くらい埋まっていました。
すぐに、テーブル席に案内してくれました。
店内は外国人の観光客もいましたが、地元のお客さんが多いようですね。
メニュー
ドリンクはビール、ハイボールなど定番が並びます。
有名なカレーうどんは2種類で欧風の黒カレーうどんと和風のカレーうどん。トッピングも生玉子、温玉、もち、ちくわ天ぷら、海老天ぷら、肉など色々とあります。
カレーうどん、黒カレーうどん共に色々とバリエーションがあり、辛いハバネロ、チーズ、納豆のコンビネーションがあります。
納豆はちょっと気になったのですが、今回はパスしました。
カレーうどん以外にも通常のさぬきうどんのメニューもあります。
定番のかけ、いろいろなトッピング、そしてぶっかけも種類が豊富です。
カウンターの中では職人さんが打つうどん
どんな時間でも、打ち立て、茹でたてのうどんが食べられるのは嬉しいです。
うどんを売っている様子を眺めていましたが、まさに、職人技です。
讃岐うどん定番のセルフサービスのおでん
うどんが出てくる前に讃岐うどんの店で定番のおでんを頂きます。
定番の具材が並びます。こんにゃく、玉子、牛すじ、焼き豆腐、大根など。
基本1本100円のようです。
他の店と同様でセルフサービスで好きなおでんを取ります。
牛すじ、大根、焼き豆腐を頂きました。あまり辛くない辛子をたっぷりと添えました。
うどんが来るまでに頂きましたが、普通に美味しいです。レベル高いです。
和風出汁のチーズカレーうどん
スタンダードな和風のカレーうどんにはチーズをトッピングしました。
カレーうどんは800円でトッピングチーズで100円プラスの900円です。
京都の祇園の有名カレーうどん店のチーズがのったカレーうどんを思い出してチーズ追加にしてしまいました。
手打ちの麺は他の讃岐うどんと比べると少し細め。十分に弾力のある麺にカレーがよく絡みます。
うどんは季節によって小麦の産地を変えて、4種類ほどブレンドしているそうです。
和風出汁とスパイスの効いたカレーのコンビネーションがちょうど良いです。
デミグラスベースの黒カレーうどん
こちらは黒い欧風のカレー。
少し高めの900円です。讃岐うどんは300円程度のことが多いので、ちょっと高めですね。
まろやかな味ですが、スパイスの味がしっかりとしていて、まさに絶妙の配合。
和風と同じく細めの麺にしっかりと絡んで完成した味です。
最後に残ったカレーにライスを
私はラーメン、カレーうどんなどの店に行った時はライスを頼んで残ったスープに入れて食べるのが好きなのですが、五右衛門でもライスを頼みました。
和風のカレーうどんのチーズが残った状態でライスを入れたのが特に絶品でした。あっという間に完食です。
讃岐うどんのカレーうどんは全国的にはあまりメジャーではないかも知れませんが、高松に行ったら行ってみる価値のある店だと思います。特に和風のカレーうどんが気に入りました。
饂飩家 五右衛門 (うどん / 瓦町駅、片原町駅(高松)、今橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9
五右衛門の黒カレーうどんはレトルトで通販でも買うことが出来ます。
恐るべきさぬきうどんシリーズの本で紹介されたこともあるそうです。
厚切り牛タン、ラムチョップ、しいたけが美味しい月島の食べログ百名店の老舗焼肉 凛
月島と言えばもんじゃですが、焼肉でも有名店が何件もあります。食べログの2019年の百名店で見ると、月島駅近くで4軒とかなりの焼肉有名店密集地域です。
今回行ったのはメインの通りからちょっと入ったところにある創業30 年の老舗 焼肉 凛。
何を食べても美味しい店ですが、有名マダムが焼き方を指南してくれる厚切り牛タン、ジューシーなしいたけ、マダムが焼いてくれるラムチョップ、ハラミが特に美味しい店でした。
焼肉店でラムチョップはなかなか無いですが、最近多い羊料理の店のもの比べても絶品でした。
焼肉 凛
土曜日でしたが、当日午後に電話をして遅めの時間に予約が取れました。着いたら満席だったので、運が良かったんだと思います。
Google Mapに従って行ったのですが、ちょっと迷ってしまいました。マップ上は裏通りからかなと思いましたが、実際は大通りから入って奥に行った所にあります。
焼肉 凛はマンションの一階にあります。昔ながらの焼肉屋さんって感じの店内。
テーブルにはガスのロースター、焼肉のタレ、レモンの取皿、お通しのもやし、おしぼりなどがセットされていました。
こちらは飲み物のメニュー。
そして料理のメニュー。
お通しとして出てくるチヂミです。
着席すると有名らしいマダムが来てくれて注文を取ってくれました。標準で出てくるチヂミはキムチを巻いて食べると美味しい、とのことなので、キムチを注文しました。商売上手なマダムです。
チヂミとキムチの相性はばっちりでした。
まずはこの店の一番のおすすめという牛タンとしいたけにしました。
上牛タン塩は3切れで1950円、しいたけも3切れで750円とそれなりのお値段です。
マダムが焼いてくれます。
牛タンはロースターの端の方でじっくりと焼いていきます。
焼き色がついたらネギをのせて、取皿のレモンで食べます。
塩の下味がしっかりとついていて、レモンとネギで完璧な味に仕上がりました。
正直、今までこんな美味しい牛タンを食べたことがありませんでした。
衝撃の美味しさです。口に含むと牛タンの旨味が身体中に広がります。柔らかな食感、牛タンのうまみ、レモンとネギとの調和。絶品でした。
これだけをまた食べに来る価値のある美味しさと思いました。
そして、もうひとつのおすすめしいたけ。
しいたけはじっくりと焼いて、すだちをかけて食べます。お客さんが少なかった為かここもマダムが調理してくれました。
このしいたけのジューシーさはやばいです。しいたけの味を完璧に引き出しています。長年の経験で生み出された味。
次は塩ホルモン(850円)。これも店員さんが焼き方を指南してくれました。
このクオリティのホルモンはなかなか無いです。
自家製明太子550円。旨味たっぷりで辛すぎず、美味です。
焼肉にはライスが定番の私はライスの中を頂きました。韓国海苔はサービス、とのことです。
上カルビ(2300円)です。
カルビらしく脂が多いですが、上品な味。この店は肉のセレクションが最高です。
普通のお肉も美味しい店です。
お肉に合わせてサンチュも頼みました。ネギとにんにくもついてきました。
上ミノ(1500円)です。それなりのお値段ですが、味は抜群。
ミノ、って硬い、って印象があったのですが、コリコリ感と旨味が強調されたお肉でした。
この店の名物のひとつ、ラムチョップ。中サイズが2本です。
これはマダムしか焼けないとのことでした。筋が多めのところは事前に切ってくれて、別に焼いてくれます。
マダムが席でアテンドしてくれました。生にんにくをのせてじっくりと焼いていきます。
丁寧にロースター上での場所を変えたり、ひっくり返したり。
10分ほど経ったでしょうか。ラムチョップがこんがりと焼けました。
焼き方が上手なのか、お肉自体が美味しいのか、最高のクオリティーのラムチョップでした。羊肉の旨味、だけが引き出されていました。肉の表面はこんがりとして、なかはしっとり。長年の経験の味ですね。
最後のお肉は特選ハラミ(3100円)。
こんな美味しいハラミは初めてです。
お肉として美味しいだけでなく、内臓肉としての美味しさが十分に発揮されていると思いました。少し内臓っぽい味があるのですが、それが臭みではなく旨味、として感じられます。
ハラミという部位の可能性を再発見させて頂きました。
最後はクッパ(850円)です。残り物で作った感はありましたが、味は良かったです。
色々と食べたので、会計は2人で行って、1人8000円程となりました。
最近行った焼肉店の中では間違いなくベストでした。お肉自体も美味しいのですが、お肉は焼き方が重要だなって思いました。お肉を知り尽くしているマダムが焼いてくれるお肉は最高でした。
焼肉 凛 (焼肉 / 月島駅、勝どき駅、築地駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
高松空港からアクセスの良い食べログ2019百名店の讃岐うどんの店 山越うどん
今年2度目の瀬戸内国際芸術祭の旅。今回は高松空港から入って、讃岐うどんを食べ、金比羅山観光をしてから瀬戸内海の島へ向かいました。
高松空港に朝到着するので、観光に行く前に寄れる讃岐うどんの店は無いかな、と思い見つけたのが、食べログ2019うどんの百名店の山越うどんです。
讃岐うどんの超人気店で休日には1時間待ちになる事もあるそうです。
山越うどんは昭和19年創業で釜玉うどん発祥の店として知られています。大きな風情のあるお庭でうどんが食べられ、雰囲気も良い店です。
元々製麺所で地元の人がうどんを買いに来ていたそうですが、玉子を持ってきてかけて食べているのを店の人がみて、釜玉うどんを始めたそうです。
山越うどんは琴電綾川駅からタクシーで10分程度(1000円以下)のところにあります。
路線バスで行けない事もないですが、本数が非常に少なくかなり大変のようです。
3km程度なので徒歩でも行けないことはないですが、30分以上はかかりようです。
高松空港に9時過ぎ到着して、丸亀・坂出行きの空港リムジンバスにで琴電綾川駅で降ります。空港からは20分ほど。バスは到着便に合わせてあるようです。
■丸亀・坂出・空港リムジンバス
http://www.kotosan-limousine.com/
ちなみに琴電綾川駅から高松は40分弱、琴平は20分強で行くことが出来ます。
山越うどんは駅前からタクシーで10分もかかりません。駅前にタクシー乗り場があり、タクシーが待っていることは少ないようですが、呼べばすぐに来ます。
■綾南交通:0120-761-118
■大東タクシー:087-877-0211
なお、綾川駅前には新しい大きなイオンモールがあり、コインロッカーもあり、荷物も預けられます。
山越うどん
幹線道路沿いにある山越うどん。大きな駐車場があり、観光バスが寄ることも多いようです。
山越うどんの営業時間は9時-13時30分で定休日は日曜日。
道路からはきれいな庭が見えますが、店内の入り口は脇の道を行ったところにあります。
平日だったので待っているお客さんは数人でしたが、休日は長蛇の行列となることも多いそう。
メニューは名物のかまたま(釜上げ玉子)うどんを中心に、とろろの山かけ、シンプルなかけなど。サイズも1玉の小、2玉の大から選べます。
うどんのサイズはサンプルがありました。
この店はうどんはセルフサービスではなく、注文に合わせて店員さんが作ってくれます。
揚げ物はセルフサービスです。ちょっと変わったものとしてはフライドチキン、カニクリーム、肉コロッケ、じゃがいも、エビだんごがありました。
会計をしたあとのテーブルに出汁がありました。
この特製の出汁は庭の席のテーブルにもあるので、あとでゆっくりかけた方が良いみたいです。
景色の良い庭に席を取ります。
かまたまやま(大)です。釜上げ玉子に山かけです。
結構うどんが多いので、かまたま用のだしは多めにかけても大丈夫そうです。
テーブルには他に生姜、醤油、ワサビ、七味唐辛子、味の素がありました。
もっちりとした王道の讃岐うどんに絶妙にあったと玉子と甘めの出汁。さすがの老舗の味です。
釜揚げのうどんが熱々で玉子が温まるので、早めに混ぜた方が良いようです。もちもち、しこしこのうどんにとろっとした玉子の食感が完璧。
麺と玉子のバランス的には1玉でも良かったかも、とは思いました。
揚げ物はちくわ天とコロッケ。お客さんが少なかった為かちょっと揚げてから時間がたった感じでした。ちくわ天はだし汁の中に入れて食べるとちょうど良いようでした。コロッケはちょっと微妙で、卓上のソースとも食べましたが、冷めているので微妙ですね。
連れは山かけなしの定番のかまたまうどんです。
ごぼう天とあげ。あげって意外にかまたまうどんにあいますね。
2人ともに麺は大に揚げものも追加しましたが、完食してお腹一杯でした。
庭にはお土産売り場もありました。休日は1時間待ちになることも多い讃岐うどんの歴史に残る名店とのことで、待ち時間なしで食べられたのがラッキーだったんだと思います。
山越うどんはAmazonでも売っているので、現地で買えなくてもあとで買う事も出来ます。
山越うどんはうどん廻りのコースでも定番の店ですが、高松空港に朝着いた時に寄るのにもちょうど良いと思います。空港から30-40分程で行くことは出来、そのあとに琴電で琴平や高松へも行きやすい場所です。
山越うどん (うどん / 滝宮駅、綾川駅、羽床駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9
2007年の讃岐うどんの映画、UDONにも山越うどんが出ていました。