松山空港で鯛めしとさつまめし かどや 松山空港店
愛媛県松山市の道後温泉と松山市の旅行の締めくくりは松山空港で宇和島風鯛めしです。
松山旅行の記事はこちらから。
こちらは道後温泉のおすすめのホテル。
松山市内にもある店の松山空港店。出発ターミナルの飲食店街の一角にあります。
ごく普通の空港内の店舗って感じで、急いでいるお客さんが多いです。
おつまみなど色々とありますが、メインは宇和島鯛めしとさつまめしです。
松山らしいお酒も完備。愛媛名物みかんの宇和島ハイボールを注文。
二人でさつまめしと宇和島鯛めしを注文しました。
松山の地元のメニューも美味しそうです。
宇和島の鯛めしのポスター。
■さつまめし 1,150円
こちらはさつまめしです。
焼いた白身魚を松山の甘い麦味噌とすりつぶして、火であぶり、出し汁でのばしたお汁をご飯にかけて食べる料理。
シンプルですが、手が込んでいます。さっぱりしていて、食がすすみます。
■宇和島鯛めし 1,500円
以前は鯛めしというと鯛を炊き込んだものイメージしていましたが、宇和島風は鯛の刺身に甘いタレと生卵で食べるバージョンです。
鯛の刺身は新鮮そのものです。
ちょうどいい甘さ、辛さのタレと生卵、鯛の刺身の調和が完璧です。
宇和島鯛めしは2度目なので、良し悪しはよくわかりませんが、料理としてかなり美味しいです。
すぐに出てきて、すぐに食べられるので、こういう料理は空港にちょうどいいですね。大満足でした。
かどや 松山空港店 (魚介・海鮮料理 / 余戸駅、鎌田駅、山西駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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愛媛県松山市の〆に鍋焼きうどんが食べられる居酒屋 せくら
道後温泉に2泊3日で観光に来た2日目の夜は松山市内で居酒屋にしました。
松山名物の甘い鍋焼きうどんが食べたいと探していましたが、松山城の観光案内所で聞いてみると有名店は昼のみとの事です。
食べログで探してみたところ、市内の居酒屋せくらさんで〆に鍋焼きうどんがあるとの事で予約して行ってみました。
ちなみに道後温泉へ行ったのは山口晃さんのアートフェスティバル、道後アート2016が目的でした。道後温泉と松山市は路面電車で20分ほどの近さです。
泊まったのは道後温泉のこちらのホテルです。
せくらさんは松山市の繁華街の一角にあります。
着いた時は他のお客さんはいませんでしたが、予約で一杯との事で、滞在中に満席になりました。
店主によると地元の常連さんのお客さんがほとんどとの事ですが、雑誌とかにも載っているので観光客も結構来るとの事です。
お通しはじゃがいもに塩辛。丁寧に調理されています。
メニューはカウンターの上の方のいつものメニューと本日のおすすめ。
地元の海鮮メインの料理と創作料理が多めです。
お酒は地元の日本酒の熱燗にします。
刺身系を頼もうかと迷っていたら、盛り合わせにしてくれるとの事で4点盛りで出してもらいました。
かつおの塩たたき、しめ鯖、イカなど。新鮮な魚に西日本らしい甘い醤油がよく合います。
四国中央瀬戸貝の網焼きです。
なかなか無い珍しい貝との事です。大きなムール貝を少し繊細にした感じの味。
地元今治産足赤海老の塩焼きです。大柄ですが皮まで食べられる柔らかい海老で味も抜群です。
里芋のコロッケです。里芋のコロッケは初めてでしたが、里芋の食感がよくあいますね。クセになる味です。
梅びしおです。
お腹は結構いい感じでしたが、鍋焼きうどんまでに少し足りなかったので、もう1品。カリカリチーズのおやきです。2種類のチーズの味が良いです。
最後は待望の鍋焼きうどん。これで1人前です。松山らしい甘い出汁が美味しいです。〆にぴったり。
他の鍋焼きうどんは食べていないのですが、せくらさんのは松山では固めの麺だそうです。松山うどんは一般的にはかなり柔らかい麺とのこと。
全体的に料理が美味しくCPも悪くなく、居心地の良い居酒屋でした。
そんなに松山の名物があるわけではないのですが、地元の食材中心で、どれも美味しく良い時間がすごせました。
道後温泉と山口晃さんの道後アート2016
こんにちは、ほるひーとです。
お目当はお気に入りの現代美術の作家山口晃のアートフェスティバルです。
山口晃x道後温泉 道後アート2016
2010年の瀬戸内国際芸術祭の成功からか、過去何年か全国各地で地方活性化の目的かアートフェスティバルが、ここでもか、って感じで開催されていますが、道後温泉でのアートフェスティバルは3年目になります。
2014年は色々なアーティストが参加していましたが、2015年は写真家の蜷川実花さんのみの作品が町中に。そして今年は現代美術の山口晃さん。
2016年4月29日から2017年8月31日までと1年以上に渡って作品が街中に展示されており、会期中も作品が追加されていくようです。
街中にポスターは貼られており、作品は結構ありましたが、ホテル内のインドアが多く、他の作品も目立たず背景に同化しており、知らないで道後温泉に来た観光客はあまり気にしないかも知れませんね。
道後温泉観光
道後温泉には夕方に松山空港経由で着きました。松山空港からは直通のバスで道後温泉駅近くまで40分ほどです。
写真は撮り忘れましたが、道後温泉のアーケードの入り口の鈴生り門が山口晃さんの作品でになっていました。普通に景色に溶け込んでおり、最初は気が付きませんでした。こういうのっていいですね。
すぐ隣には松山市を舞台として、道後温泉も出てくる坊ちゃんのからくり時計。
道後温泉で泊まったホテルは商店街を抜けて少し行ったところの道後ややです。ホテルの設備よりサービス重視のホテルで、かなり気に入りましたので、別記事にしました。
その日は山口晃さんの作品を見つつ、道後温泉を観光することにしました。最初に行ったのは伊佐爾波神社。135段の石段を上っていきます。
道後温泉が一望出来る眺めの良い神社です。
山口晃さんの作品巡り
神社を降りて、一番遠い道後プリンスホテルに向かいました。
道後プリンスホテルでは2階に作品はありました。2000年の作品、今様遊楽圖の複製が壁に貼ってありました。ホテルのデコレーションにマッチしていて、アート作品って感じがしません。
道後プリンスホテルの隣に大きなダルマのビル。日本珍スポット百景にでも載ってそうな場所です。
個人で建てられたお寺、梅渓山達磨寺で、建設された方の奥さんのお墓だそうです。
次の作品を見に行きます。老舗旅館のホテルふなや。裏手に日本庭園があり、離れの詠風庭東屋に山口晃さんの作品武人圖が展示されていました。武士がメカになった作品。こちらも過去の作品の複製でしたが、見事にマッチしていました。
知らなければ元からあったと思いそうです。近づいたら、山口晃さんらしいディテールがみられます。
こちらのホテルで意外な出会いがありました。。。
こちらはホテル茶波瑠。ロビーの柱が山口晃さんの代表的な作風の江戸の街並みが細かく描写された作品階段遊楽圖で飾られていました。
ホテル茶波瑠では3階のレストランにも2015年の蜷川実花さんの写真も飾られていました。
すぐ近くのホテル葛城はフロントの中に作品、最後の晩餐。こちらも背景に溶け込んでいました。
ホテル椿館本館のロビーの上の方には大和撫子がスポーツをしている作品が。
ホテル椿館では「今様物の具吹寄せ」として、山口晃さんの作人でデコレーションされた部屋もあったのですが、昼の時間のみ公開のようで、時間が合わず見学できませんでした。
近くのホテルルナパークでは夜限定でポストカードにもなっている作品が投影されていました。こちらは道後温泉近くの風景を描いた新作だそうです。ポストカード10枚はみやげもの屋さんでも売っていました。
少し歩いて道後館へ。奥の方のカフェの外装が山口晃さんの作品になっていました。
道後温泉本館
この辺りで作品巡りは終わりにして、道後温泉本館で温泉に入る事にしました。重要文化財にも指定されている道後温泉のシンボル的な建物です。夏目漱石ゆかりの坊ちゃんの間や、皇族専用の温泉もあり見学が出来ます。
温泉はサービスよってランクがあります。
- 神の湯階下(410円) 1階の普通の銭湯のような大浴場。ホテルで割引券もありました。
- 神の湯2階席(840円)神の湯に休憩付き
- 霊の湯2階席(1250円) 神の湯と霊の湯、大広間での休憩、皇室専用浴場又新殿の見学付き
- 霊の湯3階個室(1550円) 霊の湯2階席に追加で個室で休憩付き。お菓子は坊ちゃん団子。
神の湯以外は休憩付きで場所が限られており、混んでいる時も多いようです。
今回はどこも空いていたので、3階個室にしました。
3階個室のバルコニーから。風情がある個室で80分も時間があるので、かなりゆっくりできます。
3階の通路。
霊の湯、神の湯でゆっくり風呂に入って、上がってくるとお茶とお菓子のサービスがあります。炭火で沸かしたお茶は最高です。
坊ちゃんの間、皇室専用浴場又新殿を見学して、最後に道後温泉本館にある山口晃さんの作品を見に行きます。2階の大広間に2点ありました。
すぐ外に実物もある要電柱の掛け軸が飾ってありました。
道後温泉のアーケードの入り口。
夕食はアーケードの道後温泉駅に近い方にある味倉で鯛めしを頂きました。
夜はもう一軒の公衆温泉、椿の湯を満喫しました。こちらは普通の銭湯風ですね。
道後温泉を去る前に山口晃さんの作品要電柱をもう一度。水戸美術館の2015年の前に下がる下を仰ぐでも電柱のインスタレーションがありましたが、こちらは本物の電柱を使った作品。
他のアートフェスティバルだと、明らかに目立っており作品自体を主張している事が多いですが、今回の道後アート2016の山口晃さんの作品は野外のもの、ホテル内のものを含め、元の設置場所に馴染んでいる、溶け込んでいる事を重要視されていて、山口晃さんの作品の良さが生かされいるのかな、と思いました。
山口晃さんは本も色々と出されていますので、こちらもオススメです。