小田原漁港でアジフライなど魚介づくしのディナー わらべ菜魚洞
2016年に内部の全面改修をした小田原城観光に行ってきました。10年ぶりくらいでしたが、中は別物のようにリニューアルされていました。北条氏の歴史、小田原城の戦いの様子のビデオ、展示などかなり充実した展示でした。
小田原城観光の 後は20分ほど街中を歩いて、小田原漁港へ。最初の方は東海道の古い店などありましたが、後半は普通の住宅地の中を歩いて行きます。
小田原漁港は多数の食堂があり、浜焼き、アジフライが名物ですが、夜に空いているのはほんの数件です。なお、小田原漁港は東海道の早川駅から歩いてすぐのところにあります。
小田原漁港は2度目です。昨年の秋に静岡にバイクでツーリングに行った帰りに行列の有名店 大原でアジフライを食べました。
着いたのは暗くなり始めた頃。土産物屋さんも閉まっていて、観光客もまばらです。
お目当のわらべ菜魚洞は漁港のすぐ前にあります。ちょうど7時頃でお客さんはほとんどいませんでしたが、食べているうちにほぼ満席になりました。
こちらが日替わりのメニュー。地元の魚介の料理が並びます。
■小田原港わらべ自慢のアジフライ カニ汁定食セット 1610円
アジフライのプレートに大きなカニ汁、しらすの小鉢、漬物にご飯。
大きなアジフライが3切れにタルタルソースとレモンが添えられていました。大きめの生パン粉でしょうか。サクサクに揚がっていて、中のアジはトロッとした食感。かなりレベル高いです。タルタルソースがよくあいますね。
テーブルにあった普通のソースはちょっと甘くてあまりあいませんね。醤油ももうもうちょっとすっきりした味だったらアジフライにもあったかも知れないのに、と思いました。
こちらはカニ汁。かなり大きなお椀に大きなカニの半身。大きな陶器の器に暑い汁ではどうやって飲んだら良いのかわかりません。結局、少し冷めるまで待って飲みましたが、よくありがちな出汁の薄いあじでカニの香りはほとんどしません。
なんでこの器にしたのでしょうか。
■五彩丼とわらべの人気者勢揃膳 3600円
こちらはこの店のお勧めが味わえるセットの御膳。海鮮丼、金目鯛煮つけ、大エビ&まごろのほほフライ、あら汁、デザートのセットです。
メインは五彩丼、ですが、地元の食材はかまぼこくらいでしょうか。いくらが乾いているのが目立ちます。かなり大きく切った刺身が載っていましたが、鮮度イマイチなのか、味がほとんどしません。非常に残念。
金目鯛煮つけです。こちらも作ってから時間が経っているのか、残念な味。
まぐろのほほフライとエビフライはきれいに揚がって、サクッと美味しいです。まぐろのほほ肉は上品な旨味が良いです。こちらもタルタルソースにあいます。
あら汁はカニ汁と同じく、大きな陶器の器で飲むのが大変。味もイマイチでした。
この店、フライは全体的にレベル高いです。
アジフライは大原の絶妙さと比べると一段落ちますが、かなりレベル高い美味しさ。まぐろのほほ肉のフライ、エビフライも美味しい。
ちょっと豪華な店内で、特別な機会に食べに行くにはいい店だと思いますが、味をもとめるなら、この界隈でもこの店は少し高めなので、他でも良いかなと思いました。