山田工業所の中華鍋を上野合羽橋の釜浅商店で購入しました
何年も使っていたIKEAの中華鍋の調子が悪くなり、新しい中華鍋を買うことにしました。買ったのは以前から欲しかった山田工業所の打ち出し中華鍋。
ちなみに使っていたIKEAの中華鍋は板厚がちょっと薄いですが、炒め物、揚げ物に大活躍し、安いわりにかなりの良品でしたが、もう売っていないようです。
重さ、使いやすさが気になったので、実物を見てから、と上野合羽橋の釜浅商店で購入することにしました。
釜浅商店は料理道具の老舗で、良品が揃っていて、以前から何度かお世話になっています。フライパン、七輪などを購入したことがあります。
山田工業所の中華鍋は店の前に並んでいました。
サイズは24cmから39cmまでで板厚は1.2cmと1.6cmのものがあります。
店員さんに聞いたところ、33cmくらいまでが家庭用コンロでは限界とのこと。また、1.6cmはちょっと重いけども、熱を保つのでおすすめとの事でしたので、33cmの1.6厚を購入する事にしました。4330円。
Amazonでも同じものを売っていますが、少し高めです。
山田工業所は横浜市金沢区のメーカー。「打ち出し」で中華鍋を作っている唯一のメーカーで、横浜中華街でも使われている率が高いそうです。
打ち出しは一枚の鉄板を機械で何度も叩いて成形する事。これにより色々と違いが出てくるようです。
「中華料理は火力が勝負でしょ。打ち出しだと鉄の厚みを場所によって薄くすることができるから、熱の伝わりやすい鍋ができるんだよ」と山田社長。また、何度も何度も叩くことで表面に凸凹ができ油の馴染みが良くなること、鉄の粒子が細かくなることによって強度が増すことも「打ち出し」にしかできない芸当だという。
使い方の説明書が付いていました。
このモデルはニス無しモデルで空焚き不要です。
馴らしは必要なので、油を多めに入れてクズ野菜を5-10分ほど炒めて、油の膜を作ります。
馴らしが終わった状態です。火を入れて色が変化し、打ち出しの模様が綺麗に見えます。
鉄製の鍋なので、洗うときは洗剤は使わず、タワシで洗い、油を塗って保存します。
今回は山田工業所の中華鍋で炒めものを作ってみました。
豚肉、厚揚げ、パプリカの黒酢炒め
材料
豚肉こま切れ 100g
厚揚げ 1個
赤パプリカ 1個
長ネギ 1/4本
にんにく 1片
唐辛子 1本
生姜 適量
肉の下味:
醤油 小さじ1
日本酒 小さじ1
片栗粉 小さじ1
たれ:
醤油 大さじ1
黒酢 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
日本酒 大さじ1/2
塩 適量
胡椒 適量
作り方
1.豚肉は2cmほどに切り、醤油、日本酒、片栗粉で揉み込みます。
2.厚揚げは2cm角切り分けます。パプリカを3m角程度に切ります。長ネギは斜めに切ります。
3.生姜は千切り、にんにくはつぶしてみじん切り、唐辛子は1cm程度に切り分けます。
4.たれの材料を事前に混ぜておきます。
5.中華鍋にサラダ油を入れて、強火で煙が出るまで熱します。
6.生姜、にんにく、唐辛子を入れ、香りがするまで炒めます。
7. 豚肉を入れ、火が通るまで炒めます。
8. 残りの具を全て入れて、炒めます。
8. 火が通ったらたれを入れて、汁気が少なくなるまで5分ほど炒めて完成です。火力は常に強火です。
山田工業所の中華鍋のおかげか、野菜がぱっりっと仕上がりました。
黒酢が厚揚げ、パプリカによく合い、ご飯と食べるのにぴったりな中華の一品になりました。