ほるひーとの日記

食べ歩き、家で作った料理、旅の記録。アジア、南米が特に好き。たまにWeb関係の記事も。

瀬戸内芸術祭の夜に直島の居酒屋快鮮八代田で刺身、煮魚に絶品亀の手

第1回以来の瀬戸内芸術祭に行ってきました。岡山空港から入り、午前中は岡山芸術交流を見て、直島へ移動。直島は9年ぶりです。この日は直島に泊まり、本村の唯一の居酒屋 快鮮八代田で絶品の刺身、煮魚と亀の手を頂きました。

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直島では宮浦でのサイトを見て、地中美術館李禹煥美術館、ベネッセミュージアムを見て、Booking.comで見つけた本日の宿、本村のゲストハウス おおみやけに移動しまました。

直前で探したので、直島の宿はベネッセハウスなど満室でここくらいしか見つかりませんでしたが、それもこの美味しいご飯との出会いです。

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ゲストハウスおおみやけのある本村は直島では大きめの町ですが、夜、空いている飲食店は港近くの八代田だけだそうです。昼間は瀬戸内芸術祭の家プロジェクトで賑わう町ですが、泊まる人は少ない様子です。f:id:nortebell:20191009235025j:plain

八代田はゲストハウスおおみやけから歩いて数分。夜8時過ぎに着きましたが、なんと店の中に入ったところに10人くらいが待っていました。

しかも全員外国人。直島は外国人が多いなと思っていましたが、ここまでとは。

英語も完璧な店員さんが上手に捌いていましたが、1時間待ちとのこと。仕方ないので待ちます。

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1時間ほどして席に案内されました。他に日本人のお客さんはいない様子。なんか不思議な感じですが、これが今の日本の観光地なんですね。

メニューももちろん英語併記。本日のスペシャルだけ英語無しで大丈夫かな、と思っていたら、他のテーブルの外国人のお客さんがこれは何?と聞いていました。忙しいためか、これは翻訳できないそうです。Google翻訳でもするしかなさそうです。

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まずは日本酒を。四国各県一銘柄づつのセレクションがすばらしいです。愛媛の宮之浦を頂きます。

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最初の一品は亀の手。なかなか食べることがないですが、日本の島に旅行に行くたびに食べている気がします。前回は隠岐で出てきました。

これが絶品でした。柔らかく仕上がっていて、塩味もちょうど良い。日本酒が進みます。

ちょうど大将が出てきたので亀の手について、聞いてみると、前に来たスペイン人にレシピを聞いてアレンジしたとのこと。なんと自分で海に採りに行ってるとか。f:id:nortebell:20191009235035j:plain

自家農園産のオリーブ。こちらも繊細は味が素晴らしいです。こんな爽やかなオリーブはなかなか無いです。

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定食の一つ目は刺身。全て地物で、さぬきサーモン、オリーブはまち、たい、タコ。そして、小鉢が3つ、亀の手の味噌汁にご飯。

刺身はどれも新鮮で美味しいですが、炙りのさぬきサーモンが特に素晴らしいです。しっかりとした食感に脂がのっていて、サーモン独特の旨味が立ちます。オリーブはまちは湯引き。大将の技が際立ちます。

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連れはタイの煮付け。煮付け具合が絶妙で、ぱさっとせずしっとりとして、身が口の中でとろけました。

正直、外国人ばかりの観光地の店でここまで美味しいご飯に会えるとは思っていませんでした。

大将の料理がどれも素晴らしいです。お客さんは外国人ばかりでしたが、積極的に交流して、料理のヒントも得て生かしているのは凄いです。

何年後になるかわかりませんが、また直島に来たら絶対に行きたい店です。

快鮮八代田魚介・海鮮料理 / 直島町その他)
夜総合点★★★★ 4.0

 

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 8月号 [アートを巡る夏の旅。]

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