ほるひーとの日記

食べ歩き、家で作った料理、旅の記録。アジア、南米が特に好き。たまにWeb関係の記事も。

新潟県柏崎市の料理が美味しい温泉旅館 広田温泉 奥の湯 湯元館

新潟県柏崎市の150年の歴史のある秘湯 温泉旅館 広田温泉 奥の湯 湯元館に行ってきました。人里離れた山の中の雰囲気に、素晴らしい泉質、名物の鯛茶漬けだけでなく、全てが丁寧に作られている料理、そしてホスピタリティーに癒されました。

www.okunoyuyumotokan.com


 

奥の湯 湯元館を知ったのは今年初めの東京ドームの郷土料理の祭典ふるさと祭りです。柏崎市で地元グルメとして盛り上げようとしている鯛めし、鯛茶漬けの出店でした。

jorgito.hatenablog.com

今回は、燕市三条市で新潟ラーメン巡り、そして地場産業の洋食器、金物の見学をしたあとに向かいました。

jorgito.hatenablog.com

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ちょっと離れたところにあり、車で来る客がほとんどだそうですが、我々は電車での移動です。信越本線長岡駅から30分ほど、最寄りは越後広田駅です。

越後広田駅。普通のローカルの駅で、駅の近くには店はありません。

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越後広田駅からは事前に電話をして、宿の人に駅まで迎えに来てもらいました。宿までは10分ほど。途中で他の温泉旅館のサインが見えたので、聞いてみましたが、以前は温泉旅館は3軒あったそうですが、今は湯元館のみとの事。もう一軒も昨年廃業したそうです。

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建物は手入れされていて、モダンな印象も受けます。

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玄関を入ってすぐ左はテラスです。あいにくの雨でしたが、晴れている日にはくつろぐのにちょうどいい場所ですね。

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こちらはラウンジです。ちょっとしたカフェ、薪ストーブに面してソファーがあります。f:id:nortebell:20171120234524j:plain

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さすがに山の中。携帯はDocomoのみ利用可能です。AUSoftbankは圏外です。Wifiは客室では普通に使えました。ただ、食堂では電波がかなり弱かったです。

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客室のある2Fに上がるとくつろげるスペースがありました。

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室内は最近リノベーションしたのか、かなりきれいな内装です。

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案内されたのは2Fにあがってすぐの客室。かなり広い部屋です。雨が降っていて寒かったので、こたつは嬉しいです。

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温泉で一風呂浴びて、食事の時間を待ちます。温泉には先客が一人。地元のお客さんで、お風呂だけ浴びに来たそうです。

温泉は越後屈指の薬湯。冷源泉を加熱した純度100%の天然温泉とのことです。

まずはシャワーから。シャワーも温泉のお湯でぬるぬるとしているのが意外でした。お風呂に使っていると芯から温まってきて、いかにも温泉って感じ。

露天風呂もあるのですが、ちょっと温度が低く、この天気では辛かったです。

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夕食は1階の食堂で。目玉は東京ドームの全国ご当地どんぶり選手権でグランプリをとった鯛茶漬けです。

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ゆったりした食堂での夕食。旅館らしく夕食と食卓で加熱する料理はセットされていました。正直、普通の旅館の食事かなと思っていたのですが、すべての料理のクオリティーが高く、大満足の食事になりました。

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柿をくり抜いた器にはいった和え物。柿ごと食べられるそうです。

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前菜の盛り合わせ。ミョウガにつける味噌が美味しい。さすが新潟です。栗は秋っぽいです。

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鮭の粕漬けに寒天。絶妙な味付けに焼き具合の鮭です。

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続いて出てきたのは熱々のりんごに入ったのマカロニグラタン。シンプルな材料で、丁寧に作られたグラタン。ホワイトソースとりんごの風味がマッチして、あっというまになくなってしまいました。

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お造りです。

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次に出てきたのは豚の角煮の餡かけ、でしょうか。甘めの餡に絡まった豚肉の塊はふわっとして柔らかいです。美味しすぎです。

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越後のもち豚をテーブルのコンロで蒸したもの。旅館の定番、って感じですが、もちっとした豚肉は意外にさっぱりとして、野菜と食べるとちょうど良いです。

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次々に料理が出てきます。次は茶碗蒸し。

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日本酒は柏崎のお酒にしました。

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食事の前にあら汁が出てきました。

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最後に鯛茶漬けです。グランプリを取ったバージョンは揚げた鯛と生の鯛でしたが、今回は生の鯛のみのシンプルなバージョン。トッピングは岩のり、三つ葉、いくらとわさびです。

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テーブルのコンロで出汁を熱々に加熱してかけて食べます。

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〆にちょうど良いさっぱりした美味しさです。出汁と鯛の身が完璧に調和していました。結構お腹いっぱいでしたが、あっという間に完食でした。

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食材はシンプルですが、すべてが丁寧に調理されていて、大満足でした。料理を出すタイミングも考えられていて、それぞれの料理が食べどきにサーブされます。

旅館の食事は一度に大量に作るために、味にばらつきがあることが多いですが、全部が完璧でした。まさに、おもてなしの気遣いですね。

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こちらは次の日の朝のご飯。非常にシンプルな典型的な旅館の朝食ですが、夕食と同じで、食べる人の事を考えられているご飯でした。

朝食の後に若女将と少し話しましたが、2018年もまた、東京ドームのふるさと祭りに出るそうです。楽しみしてます、とお伝えしました。

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www.tokyo-dome.co.jp

予約は↓から。


 

次の日は晴れていたので、旅館の周りを少しだけ歩いて写真を撮りました。11月で、紅葉が綺麗でした。 

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帰りも女将さんに駅まで送ってもらいました。

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150年続く老舗の温泉で、交通の便はあまり良くないところにありますが、温泉の質、わりと最近にリニューアルされたような印象を受ける綺麗な設備、お客さんのことを考えたおもてなしの食事、そして、旅館の方々のホスピタリティーで、完璧なステイになりました。何度でも訪れたいオススメの旅館です。


 

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